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2018-05-26

思い出の引き出し

生い立ちから現在までどれだけの時間、そしてどれだけ多くの出来事を積み重ねてきたのでしょう。
人は唯一無二の物語として人生を歩み、それを歴史と呼びます。


ふとした事や何かの拍子・きっかけで甦る過去の記憶。
思い出の引出し。
それはきっと故郷の情景、心がときめくような場面。

私にとって思い出は、歳を重ねる毎に愛おしく大切な財産として心の片隅にしまっています。


先日、ふと思い出を辿る旅に出掛けたい衝動に駆られました。
結婚して40年の月日が経ち、新婚旅行で訪れた能登半島を思い出します。

なけなしの現金3万円を握り締め、マフラーも故障した廃車寸前の車での移動。当時5千円で食事付の国民宿舎に宿泊した2泊3日は、傍からみれば貧乏旅行。
しかし、40年経った今も鮮明に当時の事が思い出せるのは、間違いなく懐かしく大切な思い出だから。

考えてみれば、仕事やお客様と全国各地に足を運びましたが、能登半島へは新婚旅行以来一度も訪れていませんでした。

過去の自分の足跡を追ってみたい。

特にご馳走を食べたわけでもなく、この場所の景色が忘れられないという訳でもないのです。まして、行ってみた所で何があるという訳でもないでしょう。

生活もままならず切ない日々を送っていた当時の私。
若い時の私が何を思い、何を考えていたのか、改めて振り返ってみたいと思いました。

何故そう思うのか未だ結論には至りませんが、もしかしたら私自身の人生が満足の行く物語だったと思うからかもしれません。この歳になり度々若い時のルーツを求めたいそんな思いに駆られます。


67年目の春が終わろうとしています。
間もなく訪れる夏を感じれば、私の春は一瞬のうちに過ぎ去ったと感じる程充実したものでした。

元々自然を相手に、特に山を相手に戯れる事が趣味の私にとって、雪で活動が制限される新潟の厳しい冬からの開放、春への移ろいに感じる高揚感は、冬に蓄積された鬱憤を晴らす事を待望していたのです。

芽吹きの春。
弾けるような輝く生命と躍動のエネルギーに溢れた時間を振り返ると、いつでも山菜採りに没頭していた強い記憶だけが残ります。

降りそそぐ太陽と澄み渡る青空、新緑の木漏れ陽に気持を落ち着かせてくれる爽やかな風。

「ピーリーリー ピールリピールリ」
緑生い茂る獣道、登り下りを繰り返す間も響きわたるオオルリとウグイスの二重唱。
長年の経験の賜物か、はたまた山の神様の気まぐれか、行く先行く先に宝の山。
山菜の王様タラの芽、コゴミにコシアブラ、そしてワラビ。連日の豊作に今年は当たり年と確信しました。

タラの芽

早速、取れたての春を食せば、タラの芽特有のもっちりとした食感にほのかな苦味、そして何よりも天気にも恵まれ、絶好の山菜採り日和に汗を流した思い出が最高の調味料になります。
これは、採った人しか味わえない格別な情景の味、お店で買ってきた山菜では決して味わうことができない味なのです。

過ぎ行く春の名残を惜しみ、毎春採ったワラビを漬け込んでいます。
季節が変わっても、漬け込んだワラビを噛み締める度に春の楽しかった山菜採りの思い出、快晴の青空に緑鮮やかな連峰、小鳥のさえずりに小川のせせらぎ、山菜を見つけた時のときめきがいつでも甦ってきます。


ふとした事や何かの拍子・きっかけで甦る過去の記憶。
思い出の引出し。
それはきっと故郷の情景、心がときめくような場面。

私の春の思い出の引出は、いつでも漬物樽に漬け込んであります。
皆さんにも大切な思い出を引き出せる何かがありますか?

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夢ハウス会長 赤塚幹夫
夢ハウス会長 赤塚幹夫

お客様と一緒にツーリング

家を建て終わった後もお客様と家族同然のお付き合いを続けていきたい。その思いからお客様貸し出し用の大型バイク、ハーレー・ダビッドソンを会社で買うことに。県外からわざわざ乗りにいらしたり、このために免許を取得したお客様もいます。休日はこのハーレーでお客様とツーリングし、親睦を深めるのが楽しみのひとつです。

プロフィール:

1951年新潟県生まれ。(株)夢ハウス会長。大工修行を経て27歳で建築の一貫性を目指して独立。現在夢ハウスをはじめ関連企業6社の代表を務める。

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