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2018-04-24

人生は山あり谷あり

人生を置き換える例えとして多く用いられる山路。
額に汗し、一歩一歩踏みしめるように歩く上り坂、目指す視線の先に見える頂は果てしなく遠く、只々苦悩の先にある雄大な景色に思い馳せる。
そもそも険しい山に登るも登らぬも自分次第。
緩い坂道を選ぶもまた人生。
しかし、人生は時に思いもよらない出来事が起こるもの。
平坦な山路が崖になることも。必死に駆け上がっていた上り坂が途絶えることもある。いわゆる人生の挫折。
前だけを見ていた景色から、自らの足元しか見えなくなる時、顔を上げ辺りを見渡す勇気があれば、頂を目指した頃には気付かなかった景色が映ります。

ふと山道端に視線を回すと、陽だまりに咲く可憐な紫の花。

菫

道端にひっそりと咲き、春を告げてくれる可憐な花スミレ。
華奢な姿形とは裏腹に、生きる為の生命力やエネルギーはコンクリート舗装された道端でも眩い陽を求め、ひび割れた隙間から顔を覗かせるほど。

それはまるで、どんな小さな希望でも、希望ある限りくじけずあきらめない様相のように思え、胸が熱く締めつけられる様な感動があります。


人生は山あり谷あり。


先日、お客様であり、私の古くからの友人であり、当時夢ハウス関連会社の代表としても貢献していただいた人が脳溢血で倒れたと知らせを受け、急ぎ病院へ向かいました。
幸い一命は取り留めましたが、脳溢血は発症してしまうとその後の症状というのは手術等で回復するものではなく、努力によるリハビリ治療しかありません。

病室を訪れ、半身不随になった彼の姿を目の当たりにし、私は大きなショックを受けました。しかし、それ以上に彼の気持ち悔しさ・無念さを考えた時、思わず涙が込み上げ居た堪れない気持になりました。

一緒に人生の苦楽を共にした映像が思い浮かびます。
アウトドアが大好きで、共に没頭した鮎釣り・渓流釣り、飯豊山での登山や内の倉ダムでのカヌー、「次は何をしようか楽しい事ばかりが浮かんでくる」その言葉と屈託の無い笑顔が印象的でした。楽器も好きで彼が奏でるハーモニカでの「故郷(ふるさと)」は感慨深い旋律。自宅もあえて山野と川に囲まれた大自然の中で建設。友の会の旅行でも大変お世話になりました。


「まだまだやりたい事が沢山ある」
私が病室から去る間際の彼の嘆きの一言が今も頭から離れません。
その時は、掛ける言葉、慰めの言葉も見つかりませんでした。


私が愛読している月刊誌「致知」。
そこには毎月人生の達人や多くの苦難を乗り越えた人が紹介されています。
その中の一人、全盲ろうでありながらも東京大学で教授をされている福島智さん。
3歳で右眼、9歳で左眼を失明、そして18歳で失聴、目も見えず耳も聞こえない世界で生き抜き、困難を乗り越え東京大学の教授を務め、多くの人へ勇気と希望を与えています。
光と音のない世界で生きる事自体、私には想像もできません。また、私が福島さんの立場であれば己の運命を呪い、絶望していると思います。
福島さんが数多くの困難を乗り越え、こう語っています。
「自分にも生き甲斐がほしい、安楽に暮らすのは嫌だ」と。
自分の運命、境遇を否定するのではなく、受け入れ、そう生きるように課せられた上で自分に何が出来るかを向き合ってきたのでしょう。

また、世界的建築家・安藤忠雄さん。
安藤さんも大きな困難を乗り越えてきた一人です。
2009年に癌を発症し2014年までの5年間に、胆のう・胆管・十二指腸・膵臓・脾臓の5つの臓器を摘出。当然健康でいられる人はいないと言います。
しかし、安藤さんは余命を宣告されこのまま何もせずに人生の終焉を迎えるよりは、誰もした事の無い未知の世界へ足を踏み入れようと摘出を選択したそうです。
「何があってもへこまない。失敗してもその次、さらにその次を考えて前に進んでいます。」
そう語る超人安藤さんは現在も世界の第一線で活躍しています。


人生「どんな考え方をするか」で大きく生き様は変わります。

まだ半身は自由に使える、車椅子生活もできる。
目も見えるし、耳も聞こえる。
満開の桜を見ることができれば、蝉の鳴き声も聞こえる。
うぐいすやルリの歌声だって聞こえる。
森の囁き、川のせせらぎ春夏秋冬いつでも自然を享受できるのです。
何よりもまだ命があります。


人生の達人と言われる人達は全て「希望」を持って生きているのではないでしょうか。
物事をよい方に考える生き方をすれば、人生いつでもチャンレンジ出来ます。
そして、人生はいつでも謳歌できます。

リハビリ治療に専念する彼に伝えたいと思います。
人生を悲観し、捨てるにはまだ早い。
逆境にめげず、どんな小さな希望でも、希望ある限りくじけずあきらめぬ心で共に頑張りましょう。
そう、スミレの花のように。

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夢ハウス会長 赤塚幹夫
夢ハウス会長 赤塚幹夫

お客様と一緒にツーリング

家を建て終わった後もお客様と家族同然のお付き合いを続けていきたい。その思いからお客様貸し出し用の大型バイク、ハーレー・ダビッドソンを会社で買うことに。県外からわざわざ乗りにいらしたり、このために免許を取得したお客様もいます。休日はこのハーレーでお客様とツーリングし、親睦を深めるのが楽しみのひとつです。

プロフィール:

1951年新潟県生まれ。(株)夢ハウス会長。大工修行を経て27歳で建築の一貫性を目指して独立。現在夢ハウスをはじめ関連企業6社の代表を務める。

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