「ただ一途により良い物を一生懸命追求します」会長ブログ

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2017-04-25

ただ一途により良い物を一生懸命追求します

熊本地震から一年。
未だ4万人を超える方が避難生活を強いられ、「我が家」のない生活を送り、多くの地域で復興の目途はたっていません。

あれからもう一年・・・時の流れの速さを感じています。
道路の地割れ
倒壊した家屋

激しく隆起した道路、断層に沿って何本も走る地割れ、倒壊した多くの家屋。
当時、現地視察で目の当たりのしたあの凄惨たる光景は、今も鮮明に思い出されます。

特に倒壊した多くの家屋に共通した点を見出した事は、1年経ち明らかになってきた熊本地震の調査報告や分析結果に類するものでした。
それは、多くの家屋が昔ながらの在来工法であった事。壁の内部に斜めに補強する「筋交い」工法だったのです。
破壊した筋交い

さらに、2000年に国が定めた「新耐震基準」をクリアした金物を使用した建物でさえ倒壊の対象に含まれるものがあるという事。

先日放送されたNHK熊本地震特集でも、多くの有識者達は、今の筋交い工法では熊本地震のような揺れには耐えきれず、命は何とか守れても、財産(家)は守れない旨の見解でした。

この有識者達の見解は、私は22年前に体験しています。

全国に先駆け木造3階建て住宅を施工した時の事です。
当時は筋交いしか工法がなく、耐震強度を上げる為に筋交いを二重に入れ万全を期したつもりでした。上棟時、試しに柱を揺らしてみたところ、2階、3階と激しい揺れに見舞われました。「筋交い工法」の限界を感じた瞬間です。
そこで、急遽合板でパネルを組み、「点」に力が集中する方法から「面」によって「点」の力を分散させる方法に変え、揺れを抑えました。
パネル工法と筋交い工法

そこから更に耐震強度を上げる為に改良を重ね、現在の夢ハウス独自の工法「SD工法」に辿り着きました。

その強度は13年前に発生した「新潟県中越大震災」で実証されています。
震源地よりわずか3kmの集落に施工されたお客様は、お引渡しからわずか10日目での出来事。
新潟県中越大震災に耐えた夢ハウス

震度6強による震災は裏山や神社さえも崩れるほどの衝撃。
それにも関わらず「唯一被害のなかった建物」として、NHK「クローズアップ現代」他、各メディアから特集を組まれるほどの注目を集めました。

地震に強い頑強な住宅は、壁だけの一部分だけではなく、構造躯体全体の強度を上げバランスをとらなければなりません。
夢ハウスの住宅は、一般的な筋交い工法よりも3.3倍の強度を誇る壁だけでなく、床剛性は一般在来の3.7倍、屋根は一般在来の2.8倍の強度を誇る工法を採用しています。
さらに、本物の材料で組まれた住宅は、換気扇を24時間回さずとも、ホルムアルデヒドの放散量が国の基準値0.08ppmの1/5以下である0.015ppmを維持。
省エネ性能も、例え60坪の大空間でも冬はストーブ1台で全館暖かくなり、夏はクーラー1台で居室全体はもちろん、屋根裏まで涼しくなる技術があります。
手間も材料も一般在来の2倍以上になるこのやり方は、同業他社からしてみれば滑稽に映るかもしれません。
しかし、我々の責任はお客様の「命」、「財産(家)」を守る事。

住宅とは、雨風をしのぐと共に過酷な自然災害から身を守る器。
地震大国日本。いつ、どこで熊本地震のような災害に見舞われるかもしれません。
国が定める基準は、果たして信用できるのでしょうか。
「筋交い工法」を基準とした耐震等級や健康基準、省エネ基準。
私には、売り手の都合と買い手の道徳のバランスをとった中途半端な基準に思えてしょうがないのです。
原点に立ち返れば「家」とは、家族の命と後世に受け継ぐ財産を守ることが最大であり、最低限の役目であると言えます。
それが、我々作り手側の使命であり責任なのです。

耐震性、耐久性、健康対策、省エネ対策・・・
技術屋である私は、現状に満足せず、ただ一途により良い物を一生懸命追求してきました。
すると、その姿に共感・共鳴する人、応援してくださる人がありがたいことに現れてくれるものです。

リフォーム産業新聞(3/21号)の記事です。
夢ハウスがFC(フランチャイズ)・VC(ボランタリーチェーン)加盟店ランキングに於いて日本一を達成しました。
FC・VC加盟店ランキングに掲載された夢ハウス.png


かつては、一世を風靡したフランチャイズの他社も勢いはなくなりつつあります。
そんな中、夢ハウスは工務店を束ねるグループとして日本最大の組織になり、日本一に輝きました。

フランチャイズとは、加盟した地方の工務店が差別化にならない新建材を低価格で提供し、ロイヤリティーを本部に支払わなければならず、親だけが得をするものうりの商売。
フランチャイズに陰りが見えてきたのも、そこに原因があると考えられます。
商売で成功するには、「三方良し」の心得が必要です。
売り手と買い手、皆が良くなる仕組みが発展をとげるのです。

夢ハウスはボランタリーチェーン。親と子の関係ではなく、同じ立場で一緒に良いものを開発・提供し、お客様に感動していただく組織です。

夢ハウスでしか手に入らないオリジナルの無垢材と工法。
2,000種類を超える夢ハウスオリジナル商品。
家具・寝具から鍋、包丁まで生活の全てを賄うラインナップ。
共同仕入によるスケールメリットを活かしたコストダウン。
ものづくりを志すものにとって、本物で勝負したいと思うのは当然の事です。
古代より続く木の文化を継承し、自然共生型の住宅を提案する集団は、これからも増え続けることでしょう。

20年前、誰も知らなかった夢ハウスという組織が今、日本で一番プロの工務店から支持されるグループとなったのです。
夢ハウス、全国の工務店、そして裾野に広がるお客様。
皆がより良い暮らし叶える「三方良し」が今後、日本最大の社会貢献の組織として発展していくことを切に願います。

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夢ハウス会長 赤塚幹夫
夢ハウス会長 赤塚幹夫

お客様と一緒にツーリング

家を建て終わった後もお客様と家族同然のお付き合いを続けていきたい。その思いからお客様貸し出し用の大型バイク、ハーレー・ダビッドソンを会社で買うことに。県外からわざわざ乗りにいらしたり、このために免許を取得したお客様もいます。休日はこのハーレーでお客様とツーリングし、親睦を深めるのが楽しみのひとつです。

プロフィール:

1951年新潟県生まれ。(株)夢ハウス会長。大工修行を経て27歳で建築の一貫性を目指して独立。現在夢ハウスをはじめ関連企業6社の代表を務める。

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