2015-11-04
夢ハウスの世界への挑戦
秋風に冬の香りを感じ始めた様相に反し、催しの会場「朱鷺メッセ」には熱気が溢れていました。
去る10月19日・20日の二日間。
「第18回夢ハウスビジネスパートナー総会」の開催。
今年は全国ビジネスパートナーの組織を構築して20年という区切りの年でもあります。
建築のプロ集団が埋めつくした会場は過去最大の参加300社400名を超えました。
何かを掴み、糧としようとする者、経営の不安を払拭したい者、参加者の想いは三者三様。
ものづくりを追求し高みを目指す「夢ハウス」という括りの中で、各々が地域のオンリーワンとなるべく、理念や価値観を共有します。
中には15年前、26歳で右も左もわからない青年が私を信じて加盟し、今や10億円企業のトップとして活躍する姿が見られるのも、20年の歴史があってこそだと思います。
今年の総会は、建築業界に留まらず各分野において知名度の高い世界の建築家・安藤忠雄さんに特別講演をしていただきました。
これまでの多様な経験に基づく生き様の「深み」が、人柄に滲みでている安藤忠雄さんのお話には迫力と説得力があります。
それは、我々では想像を絶する人生、苦楽の連続だったのではないでしょうか。
世界を渡り歩く偉大な建築家の激励に、会場の参加者は自信と勇気を与えられました。
安藤忠雄さんが建築家として「天才」だという事は言うまでもなく、人間としての「懐の深さ」「器の大きさ」にも改めて感服いたしました。
今や世界を舞台に活躍する日本人・日本企業は数多く存在します。
親交のある建築家・安藤忠雄さん、ファッションデザイナー・コシノジュンコさんをはじめ、文学、医学、スポーツなど各分野に、企業でいえば自動車や電子産業を皮切りにアパレル、飲食業などが追随しています。
世界も認める技術大国、日本。
グローバル時代と言われ随分経ちますが、未だ日本の住宅産業は世界で普及しているとは言い難い状況です。
気候風土や材料、技術者や価格など国により求められる条件が異なるのが多くの要因ではないでしょうか。
熱気溢れる夢ハウスビジネスパートナー総会が幕を下ろす頃、一つの「大きな出来事」がありました。
韓国の建築会社と夢ハウスビジネスパートナー加盟店契約を締結。
夢ハウスにとって初の海外進出です。
この出来事は地元紙「新潟日報」(10/22掲載)にも取り上げられ、大きな反響がありました。
韓国の社長さん曰く、夢ハウスの建築技術は最高水準。
今まで韓国に進出してきた日本の住宅メーカーはどれも新建材、どこでも手に入る材料だった。
夢ハウスの本物志向は、「理に適った構造に様式美、突き詰めれば詰めるほど奥が深い」。
かつて、日本と同じく木造の良き文化が栄えたあの頃の住まいを更に進化させて韓国の地に夢ハウスを広めたい!
海外で夢ハウスの住宅が建つ事もそうですが、こうして夢ハウスが世界に波及する事で、全国360社のパートナー加盟店の起爆剤になるのでは、とそう期待しています。
世界で活躍している日本人には共通点があります。
何事にも曲げない信念。
誰にも負けない自分だけの武器。
夢ハウスの世界への挑戦は今、始まったばかりです・・・