「ものづくりの原点とは」会長ブログ

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2012-10-20

ものづくりの原点とは

まだ薄暗い静寂の中、走り慣れた道で軽快に自転車のペダルを踏みしめます。
ゆっくりと曲線をえがくスロープにハンドルを合わせ、眼前に映る少し濡れた
アスファルトに気付き朝霧の訪れも間近であると感じます。
辺り一面黄金の稲穂が頭をたれていたのはつい先日のこと、頬を撫でる風に冷
たさが増したことに物悲しさを感じずにはいられません。
秋も深まり、沿道には色とりどりのコスモスたちが揺れています。
緩い登り坂にさしかかり、腰をあげれば自然とペダルを踏む脚にも力が入りま
す。

少し息も切れはじめ、深呼吸で心を落ち着かせれば、かすかなキンモクセイの
香りが秋本番をものがたります。
目指すは飯豊山の麓、絶景の「朝日」を望む事が今夏から私の習慣になってい
ます。

その日一日の始まり、ゆっくりと現われる太陽は雄大で、まばゆいばかりのご
来光の暖かみ、万物全てを生かしてくれているエネルギーのありがたさに、無
意識ですが手をあわせてしまいます。
この壮大な光景を前に、皆さんならどう感じるでしょうか。
世界の建築家・安藤忠雄さんはこうおっしゃっています。

夢山荘日の出「朝日も観たことがない人に、良い仕事はできない」


ここ最近、歳のせいでしょうかそれとも仕事一筋で生きてきたからでしょう
か、無理のできない体になってきています。その代償なのかはわかりませんが、感
性が発達してきたように感じます。
特にそう思うようになったのは観察能力です。
自然の移り変わり、自然の微妙な変化の違いが敏感に分かってくるようにな
ってきました。
今時期であれば紅葉の変わりはじめや、すすきの咲き頃、柿やイチジクの実り
頃、渡り鳥の移動など数年前まで仕事に明け暮れていた頃は感じもしなかった
自然を楽しむ心が身に付いています。

四季を感じる事で、その季節にあった感性が育まれます。
誰しも目の前に、身近に自然はあるのですが、なかなか触れ合ったり満喫する
機会は少ないのではないでしょうか。

私の職業病でしょう、ものづくりの仕事をしていく中で自然を眺め、感じる事
で、ものづくりのデザインを閃いたり、応用するヒントを掴みます。
そもそもデザインの良し悪しで基準となるものは「自然」です。
人はデザインの中に「自然」を探し、どこかで観た風景などにあてはめ、美や
安心感を得、逆に自然界にないものには違和感を覚えるのです。
自然界にある形や配色を主にして考えること。
それが私のものづくりの原点と言えるでしょう。

一日一日を大事に生きるコツは朝にあります。
自然を感じ季節を感じる。
目覚めたときから視野を広げ、自分を鏡に写し、自分の姿を整える。
一見当たり前のことを日々意識することで、今日も一日また頑張ろうと思うの
です。

皆さんの今朝はいかがだったでしょうか?

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夢ハウス会長 赤塚幹夫
夢ハウス会長 赤塚幹夫

お客様と一緒にツーリング

家を建て終わった後もお客様と家族同然のお付き合いを続けていきたい。その思いからお客様貸し出し用の大型バイク、ハーレー・ダビッドソンを会社で買うことに。県外からわざわざ乗りにいらしたり、このために免許を取得したお客様もいます。休日はこのハーレーでお客様とツーリングし、親睦を深めるのが楽しみのひとつです。

プロフィール:

1951年新潟県生まれ。(株)夢ハウス会長。大工修行を経て27歳で建築の一貫性を目指して独立。現在夢ハウスをはじめ関連企業6社の代表を務める。

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