2019-01-01
人財育成と継続の進化でお客様の喜びにつなげたい
新年明けましておめでとうございます。
本年も夢ハウスグループ共々、どうぞ御愛顧の程よろしくお願いいたします。
夢を描き、目標を立て計画を練る。
新しい年の始まりには、心新たに誓いをたてます。
過ぎ行く年の反省は、やがて訪れる大輪の華を咲かせる為の糧。
新年を迎え、私が定めた今年のテーマは「人財育成」と「継続の進化」。
以前、ミサワホーム創業者、現MISAWA・international株式会社代表取締役三澤千代治さんにお目にかかった際、数年ぶりの再会であることから名刺交換をさせていただきました。
「赤塚さん、もう会長になったんだね」
その時の三澤さんのお言葉が印象的でした。
三澤さんは、80歳にして最前線で活躍する現役社長。
実年齢では考えられない程の軽やかな動作、鋭い眼光、仕事に対するバイタリティには敬服せざるを得ません。
そんな三澤さんは、今年で68歳の私が一線を退くような肩書きになったので、少し寂しそうに感じているようでした。
只、三澤さんの姿を見ていると、これからの人生まだまだ頑張れる気持ち、向上心が溢れ出てきます。
私が人生を歩む上で習慣付けている事、それは「自分と人との比較」。
特に素晴らしいと思える人、人生の達人と呼ばれているような目上の人と付き合い、比べる事で、今の自分には何が足りないのか、何を補えば自分自身更にステップアップするのか答えを導き出す事ができます。
有難い事に、私は「人生の達人」と呼ばれる方々とお付き合いさせていただいています。
世界的建築家・安藤忠雄さん、経営の神様・故船井幸雄さん、人間工学の権威・故小原二郎さん、ファッションデザイナー・コシノジュンコさん。
お会いする度に、多くを学び、刺激と向上心をいただきました。
「会社は公器。」私の経営理念の一つです。
会社は経営者のものではありませんし、会社は一単体で運営できるものでもありません。
会社には従業員がいて、取引先がいて、所在する場所があり、何よりお客様があって成り立つもの。
そして、会社がその先に辿り着くべきは社会貢献です。
特に「住宅づくり」を生業にする我々にとっては、お世話になったお客様がいる限り、お客様の「家守」として存続しなければならない責任があります。
誰でも必ず訪れる限りある命。
もちろん私も例外ではありません。
しかし、創業者の想いを継承できる人財がいる限り、会社は変わらず存続する事ができます。
これから残りの人生は、後継者を育成する為に捧げる人生だとも感じています。
昨年、改めて感じた夢ハウスの「感動をもたらす仕事」。
おかげさまで多くのお施主様の住宅を見学会場として開催する事が出来た年。
それは、同時にお施主様より信頼を得て、感動を与えられた証拠。
なにより、私が住宅をお借りする事へのお礼を申し上げる前に、施主様より「良いものづくりをしてくれた」、と反対にお礼を賜り恐縮と共に感動させられました。
「お客様より御礼を賜る」、こんな至極の感動を得られる仕事は、住宅づくり以外に中々ないのではないでしょうか。
継続する事の難しさは周知の通りです。
情勢は日々変わり続け、時代の変化に対応しながら進化し続けなければなりません。
その為には学び続ける必要があるのです。
多くの達人に会わなければなりません、沢山の書籍を読まなければなりません。
数多くの出会い、語らい、読み解くことでやっと理解できることがあります。
それを二度、三度、何度も繰り返す事で、一度ではわからなかった事、新たな発見に気付きます。それら全ては仕事に活きるのです。
「自分の仕事が、人のためになる。」
「自分の挑戦が、お客様の喜びになる。」
そんな経営を夢ハウスはこれからも続けていきたいと思います。
新しい年の始まり。
本年も皆様にとって幸多き一年になりますように。
