
2011-07-22
栂池自然園散策と姫川温泉の旅
7月12~13日
事前に配布された感動のポイントには、こんなことが書いてありましたね。
◎この時期が最高!栂池自然公園にて高山植物をご覧いただきます。
◎姫川温泉にて日頃のお疲れをいやしてください。
今回の旅は男性12名、女性12名、命を預かる藤田さんの計25名。赤塚会長さんを始め多数の社員の皆さんの見送りをいただいて、定刻5分前に出発しました。例年ですとまだ梅雨の真っ盛りですが、皆さんの精進が良くて「この時期が最高」になってしまいました。でも、ちょっと暑すぎたかな。車中でも午前11時には、冷房が効いていないという声も出始める有様です。Tさんからの「出し惜しみするな」という厳しいご注文に、早速藤田さんは奥の手をつかいました。マニュアル通りではない友の会の旅は愉快です。
最初の見学地は春日山の林泉寺です。以前に来たときは拝観料を払うのがいやで山門をくぐらなかったんだ。これはKさんです。私も似たようなものですが、今回は団体ですから堂々と入館して寺宝館にまっしぐら。宝物よりも冷房が効いている場所のほうに主目的がありまして、期せずして全員集合となりました。もちろん勉強にもなったのですよ。
「第一義」って書かれた謙信公の書は有名ですが、人生の第一は義。と読むのか。人生の第一義とは何なのか、と読むものなのか。これ、わかりました。参加してよかったなあ。以前の私は第一義って羊羹の名前だと思っていたもの。
昼食前に米と酒の謎蔵を探訪しましたが、何人かは見学場所に足が向くことはなく、直行したところは試飲場所。早速「雪中梅」から飲み始めます。酒は適度に冷えていて喉越しが良いったらありゃしない。今回の幹事長Nさんによれば雪中梅は昔の1級酒のイメージを残しているのだと。なるほどねえ。飲み比べるとはっきりとわかります。なんていっているうちに、これまた全員が吸い寄せられるように集合し、女性は甘酒を中心に、男性は展示してあるものを片っ端から試飲となりました。梅酒もおいしかったです。
昼食は試飲でスイッチが入ったため、予定外のビールで乾杯から始まりました。刺身、天ぷら、茶碗蒸しなどなど、ほぼ宴会用のお膳でしたが、食前酒が効いていたため、皆さん完食状態でしたね。
表記の感動のポイントの2には「日頃のお疲れをいやして」ってありましたが、私は車中でのお疲れをいやして。ということだね。って理解しました。後席から聞こえてくるエンドレスの会話には感心しましたよ。
3番目の見学場所フォッサマグナミユージアムでは、化石とひすいのバライティあふれる展示に感嘆しまくりました。
宿泊場所は姫川温泉のホテル国富です。かけ流しの温泉に浸り、対岸にそびえる長野県の山を愛でるなんて、本当に命の洗濯だなあ。
定刻に始まった懇親会は、友の会ならではの養老乃瀧作戦と藤田さんの瓶立て作戦の2本立てで盛り上がり、快く酔うことができました。今回の養老乃瀧作戦での収穫は、冷酒の小瓶を3本くらい注文することです。そうすると、酌めども尽きない養老乃瀧がますますうまくいくのですね。でも、ホテルの従業員には、この人達、たいして飲んでいないのになんでこんなに酔っちゃうの。なんて思われているかもしれません。
2日目の出発は午前9時です。時間に余裕がありましたので、朝風呂を満喫し、ホテル前で集合写真を撮影したら栂池に向かってゴー。
自然公園へはリフトとゴンドラを乗り継いで標高1830メートルに登ります。途中は急峻・・・でした。(疲れましたと、幹事長がコメントしたので)
公園内は1周に3時間もかかるそうで、多くの皆さんが悔いを残された様子でした。それでもいろいろな花が見られ、それぞれがカメラに収めてこられた様子。初めてキヌガサ草を見たという声も聞かれました。山頂付近は至る所に雪渓が残っていましたが、残念ながら頂上にはガスがかかり、雄大な自然の全容を見ることができません。自然ばかりは人智の及ばぬ所ではあります。
特に汗はかかぬまでも、下山後に小谷の「深山の湯」で入浴休息をした後、小休憩を取りながらほぼ定刻にリフォーム館に到着しました。
今回の旅行も、皆さんそれぞれが楽しくご参加いただけたものと理解するとともに、車中でお書きいただいたアンケートを、次回以降の友の会旅行に反映したいと存じます。
それじゃ、またお会いいたしましょう。
写真は野村幹事長が、拙文は友の会の山下清が担当しました。