
2011-04-05
韓国田舎巡りの旅
3月15日~18日の日程で、今年度最後の友の会の旅行に行ってきました。
直前の大震災で実施の可否が微妙なところでしたが、とにかく「行こう」と、前向きな参加予定者の気持ちに後押しされて、心を日本に残しつつ機中の人となりました。
機内は一時帰国の外国人も多く、通常より大型の大韓航空機でしたから、当然、乗務員も多く、韓流ドラマのヒロインみたいな人がゴロゴロしていました。だから、心を日本に残しつつなんて殊勝な心は、空の彼方に行ってしまったのさ。
この旅行中は、最初から最後まで伝統的な韓国料理を食べました。友の会のインド旅行でもカレーばっかり食べたそうで、何をやるにも徹底するところなんかは、友の会も夢ハウスの社風と同じだなあ。
では、その食事内容を列記してみますと、石焼きピビンバ・海鮮鍋・韓国釜飯・トッカルビ・全州ピビンバ・サムギョプサル・プルコギと続きます。朝食はバイキングでしたが、そこでも朝からキムチや五穀おかゆなど、伝統的な料理を楽しむ参加者が多かったようでした。ただ、「水キムチ」というスープ。これだけはわからない。料理が辛いから口内を整える意味なの?
俺の周りの人は、みんなビールとかで辛さを調節していたから、水キムチはいらなかったみたいです。
旅行団長の片桐常務によると、唐辛子とキムチの乳酸菌とで、この国の人は肥満も少なく、歯も白いのだそうです。これにエステと整形が加わるのですから、鬼に金棒ですね。
旅行中はずっと好天に恵まれました。ピリピリするのは料理だけでなく、早朝・夜間の空気もピリ辛でした。湿度が低いからでしょうか。
旅行計画では「田舎巡り」ですが、それ以上に史跡と博物館探訪がテーマになっていたようです。ずいぶんと勉強させてもらいました。女性ガイドのキムさんが非常な勉強家で、その説明がわかりやすく、おまけに私たちも聞き上手。光州の民族博物館では予定時間を15分もオーバーしてしまいました。
最近、日韓両国のことを近くて遠い国などと表現しますけれども、民衆の歴史レベルでは共通事項がとても多く、本当の隣人なんだということを再確認できました。
外国旅行で、向こうから歩いてくる団体が日本語を話している時などは、嫌だなあと思うことがあります。けれども、さすがに田舎巡りだけあってそういうことがありませんでした。コチュジャン村や竹林公園なんか、独占状態でしたね。売り手のおばちゃんも日本語なんか知らないんだもの。それでも売買は成立するんですねえ。俺もいっぱい試食しました。
3日目の夕刻、KTXという韓国の新幹線でソウル駅に到着。時速300キロの快適旅行でした。バス旅行でもそうですが、車窓から高層アパート(日本のマンションに相当する)が見え始めると、都会に近づいてきたことがわかります。韓国人は世界一のアパート好きだそうで、高層住宅が林立していました。
最終日の日程には、デパ地下を追加して土産物が充実しました。日本のそれとの一番の違いはキムチ売り場の面積でしょう。日本でもあれほどは漬け物屋が出店していません。
人は会えば別れるし、別れてもまた会うことができるでしょう。新潟と韓国は指呼の距離ですから、また合えますね。というキムさんのあいさつでこの旅行、一応のお開きとなりました。
写真は友の会の萩野幹事が、拙文は山下清が担当しました。
▲武寧王の陵墓にて王様に敬意を表して慎み深くカメラに収まりました。
▲寒いから辛い物をいっぱい食べます。キムチと酒類はこの旅の定番!缶にはハングルで「早く飲め!いっぱい飲め!」って書いてありました。