小布施「夢の家」[㈱イマイ企画] - トップページ

〒381-0202
長野県上高井郡小布施町大字福原216-14
公式ホームページ: http://www.obuseyumenoya.com

共有した「無垢の家」への思い
情熱で切り開いた10年

共有した「無垢の家」への思い<br />
情熱で切り開いた10年イメージ 共有した「無垢の家」への思い<br />
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出会いは建材商社の展示会
新潟の本社で受けた衝撃・・・

「正直言って、当時は相当厳しい状況に追い込まれていましたね」―。長野県の北部、独自の街づくりで各地から多くの観光客も訪れる小布施町に社を構える(株)イマイ企画の今井昌毅社長は振り返る。時は2001年夏。材木店として創業、建築も手がけるようになり会社の歴史は50年を超えていたものの、それまでの紹介を中心とした受注が陰りを見せ「動いている現場がなかった」そんな状態に陥っていた。

そんな中、東京で大手建材商社の展示会を訪れた今井社長(当時は専務)が会場でたまたま目にしたのが当日出展していた夢ハウスの建具だったという。「はっきり覚えています。展示していた建具が低価格だった。それに、新潟の本社に見学に来ればさらに2割安くするというので、時間もあるし『安く建材を仕入れられるなら』と新潟まで行くことにしました。」(今井社長)。新潟に出向き建材の視察を行う一方で、その存在を知らされたのがボランタリー・ネットワークである「夢ハウス・ビジネスパートナー」の存在だった。その日は資料だけを持って帰ったが、秋になって新潟市で開かれたビジネスパートナーの総会の見学に招かれた。内心興味を持っていた今井社長は再び新潟に向かい、総会会場で初めて会った夢ハウスの赤塚幹夫社長に衝撃を受けることになる。

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加盟後の初見学会で3件受注
広告展開には本部も積極協力

加盟後の初見学会で3件受注<br />
広告展開には本部も積極協力イメージ 加盟後の初見学会で3件受注<br />
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「こんな熱い人がいるのか、とびっくりした」。赤塚社長に初めて会った率直な感想だった。木と乾燥にこだわり、「本物」の部材だけを使った家づくりの姿勢や人を見る目の確かさが心に響いた。

元々本物の無垢材を使った方向性を重視していた今井社長が出した結論は「賭けてみたい。乗ってみよう」とビジネスパートナーへの加盟だった。

2001年12月にビジネスパートナーに加盟し、今井社長も惚れ込む数々の建材を使った「本物の家づくり」ができるようになった。名づけたブランド名は「小布施・夢の家(ゆめのや)」。幸運にも当時扱っていた太陽熱を利用した暖房システムが話題となり、それをきっかけに夢ハウスのエッセンスを備えた家第1号も受注することもできた。翌2002年の受注数は3件。さらに2003年には本社近くの物件で初めて完成見学会の開催を計画する。

ところが、広告の打ち方がわからない。そもそも経験がない。そこは夢ハウスの本部が全面的に協力する。広告原稿のひな形を提供し、写真だけを差し替えた。インパクトを出すため、地元紙に折り込まれる不動産情報誌に決して安くない費用をかけて1Pの全面広告を掲載して告知した。結果、2日間で来場者は64組。うち3件が受注につながる大成功となった。

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頼もしい横のつながり
悩みを相談したことも

頼もしい横のつながり<br />
悩みを相談したこともイメージ 頼もしい横のつながり<br />
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夢ハウスのビジネスパートナーは、採用する建材を自分の裁量で自由に決めることができる。現在、イマイ企画が夢ハウスから調達している建材は床材、壁材、建具、薪ストーブなど。

加盟前から無垢100%の木材や自然素材の白州壁を採用するなど、自社が築いた方針や仕入れルートを変える必要がなかったこともビジネスパートナーとして無理なく事業を展開できた要因と言えよう。

今井社長は「素晴らしい建材が手に入ることだけがメリットではありません」という。それはビジネスパートナー同士の情報交換が活発に行われている点だ。展示会で余りに人が集まったため接客に支障が生じて悩んだ際、関東のとある他の加盟店の見学会で接客を効率化する方法を学んだ。運悪く1ヶ月の間に図面を起こしていた3件もの顧客に断られた際には、北陸地方の加盟店のもとに出かけて悩みや愚痴を聞いてもらったこともある。わざわざ九州から今井社長に会いに来てくれる社長もいるという。「他社は全て競争相手」と見てしまいがちな他の住宅ネットワークとは一線を画す雰囲気が特徴だ。

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意識高く、信念強く
お客様にも本物を伝えたい。

意識高く、信念強く<br />
お客様にも本物を伝えたい。イメージ 意識高く、信念強く<br />
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必要なのは自らの思いと情熱
試行錯誤重ねて切り開く未来

では加盟さえすればすぐに誰でも成功を収めることができるのか。加盟から10年を超え、多くの経験を経た今井社長はそれを否定する。「夢ハウスの家づくりに共感すると同時に、自らの『思い』が不可欠です」と力を込める。無垢100%の家づくりへのこだわりや情熱はもとより、同社では効果的な広告展開についての試行錯誤も常に重ねている。この10年で顧客の思いも変化していると捉え、「本気度の高い顧客を」と2012年からは見学会も全て予約制とすることに決めた。OB客でつくる親睦組織「夢結美(むすび)の会」だけでなく、見込み客向けにも「夢美(ゆめみ)の会」と名づけた会員組織をつくり、さまざまなイベントを開催している。

2005年にオープンハウス「夢舞台」、2011年には近隣に「リフォー夢」館をオープンさせた。どちらもイマイ企画と夢ハウスの家づくりが融合し、意識の高い顧客へ充実した提案ができる場だ。「多くは望まないが、もう少し受注数を伸ばしたいと思っています」と話す今井社長。穏やかな口調の中にも強い信念を感じさせるものだった。

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