2011-08-01
企業の存続は、お客様が決める
企業はなぜ存在しているのでしょう
ものづくりの企業、そのあり方の基本は、使って良かった、住んで良かったと"お客様が求める以上のものづくりを続ける"ことにあります。これを怠ると企業はあっという間に衰退していくのです。
「企業の存続は、お客様が決める」
いま、生活は非常に豊かになり、便利なものが身の回りに溢れています。
もうこれ以上便利になるものはないと思っていても、またさらにそれを超えるものが次々に生まれています。車や家電、ちょっとした身の回りの生活用品、形あるモノもそうですがインターネットや地デジといった形のない情報交換まで格段に進歩しています。
昔と比べて物事の進化のスピードは確実に加速度を増しているようにも思えます。
では、住宅はどうでしょう?
住宅もその時代によって変化を遂げてきました。日本文化の木造長屋から始まり、海を渡ってきた施工の早いパネル工法、強度を重要視した鉄筋・鉄骨・コンクリート造、そして製造過程にリスクとコストが少なく済む集成材など。
文明が発達し、一見進化を遂げているかに見える住宅業界ですが、私はむしろ「逆行」しているように思えます。
長年住み続けるのに増改築がしにくいパネル工法、鉄筋の本数など強度が改ざんされる鉄筋コンクリート造、シックハウスの原因となった集成材。
完成時のことしか考えられていない商品が蔓延し、あとから次々と問題が浮上、それを抑えるために住民が抗議し、政府が躍起になって法律をつくる。
健康被害や低耐久。問題になった会社は倒産し、そこで建てたお客様は泣き寝入り。
悪循環を繰り返しているように見えてしかたありません。
目先の売り上げや自己中心的な開発の為に、本来一番大切なお客様のことを考えない建築が増えているのは紛れもない事実です。
法律で守らなければ、人の健康や命の危険をさらすような作品に"進化"とはとても言い難いものがあります。
もう一度いいます。
「企業の存続は、お客様が決める」
ものづくりのテーマはお客様を中心に考え、健康で安心して長く住める耐久性を持ち、コストのかからない省エネルギーな作品にしなければいけません。
私たちつくり手は、その時代に合うだけでなく世代を超えても感動し、愛される作品をつくり、お客様が求める以上の開発をすることが本分だと思います。
いま、私たちは『世界一を目指す』企画として、先日オープンした新発田展示場をベースに見学会を開催しています。この作品では、10帖用のエアコン1台で50坪の住宅をすべて冷房し、36℃の真夏日でも室内体感温度が全室26℃という開発に成功しました。
無垢材の調湿効果、遮熱・断熱の性能、すべてが組み合わさり世界にない省エネを実現しました。
ぜひ、"お客様が求める以上の作品をつくり続ける"夢ハウスの展示場でご体感ください。