「前に進むということ」会長ブログ

夢ハウス・ロゴ

無垢材の一戸建て新築・リフォームなら夢ハウス

自然素材の無垢木造住宅を全国へ!加盟店数400社!
日本最大のビルダーネットワーク加盟店募集中!

お問い合わせ・資料請求

会長ブログ写真

会長ブログ

2019-07-11

前に進むということ

「人生を愉しむ事」は簡単なようでいて難しいように思えます。
「人生を愉しむ事」は難しいようでいて簡単にも思えます。
「愉しみ」の感じ方は千差万別で人の数だけ違いがあります。
生まれた環境や現在の境遇、性別や年齢も人により様々。

自由奔放・悠々自適に日々を過ごし、周りから羨望の的にされている人が、実は心には虚しさを感じていたり、活き活きと喜びを感じていたりする人ほど日々忙しく困難や苦労を抱えているものです。

良い事より悪い事の方が多いのが人生。
誰しも多かれ少なかれ悩みを抱えているのが現実。

「人生を愉しむ事」、その術をよく知っているのはその道を究めた成功者です。
経営でも芸能でもスポーツでも、あらゆる分野の著名人といわれる人たちは輝かしい表の顔の反面、裏では人並み以上の努力や多難の苦労を乗り越えてきています。

そう考えてみると、人間は苦労や困難を乗り越え、または乗り越えられずとも良い結果を出せた時に喜びを感じ、人生を愉しむ事ができるのではないでしょうか。
自ら困難に挑み、いつも「チャレンジ」の精神で人生を歩めば、自ずと「人生を愉しむ事」に繋がると思うのです。

6月26日、東京駅からほど近くの会議室ビジョンセンター八重洲南口、世界的建築家・安藤忠雄さんを講師に夢ハウス主催の講演会を開催しました。
業界関係者であれば、みな不思議に感じているのではないでしょうか。
なぜならば、日本のみならず世界から勲章を授与されるような著名人と、一方は地方からでてきたビルダーの経営者なのですから。
かくいう当事者である私が一番不思議に感じています。

会場を埋め尽くした参加者は建設業を筆頭に、広告、出版、経営コンサルタント、銀行業、官公庁など多岐に渡り、改めて安藤さんの影響力に驚かされました。

安藤さんの講演は77歳とは思えぬほど終始エネルギッシュ。
人々の心を打つ語りの背景には、安藤さんの生き様が伺えます。
逆境に挑み、いつくもの苦しみや困難を乗り越えてきた半生。
これまでの人生が人柄にさらに深みを持たせ、安藤さんの一言一言は、迫力と説得力で光り聴く者の心に響きます。
1度や2度ではない真剣勝負をしてきた男の顔。
講演会の参加者は皆、安藤さんの一挙手一投足から何かを得ようと、食い入るような眼差しでいる姿が印象的でした。


振り返れば、私も幾度となく真剣勝負を繰り返してきました。
今からおよそ20数年前、施工したお客様の住宅を訪問し、住宅の使い心地や自分の作品の確認している矢先、ふと目を配らせると木に隙間が開いているのを発見してしまいました。
木造住宅を扱う上で、当然といえる木の特性。
乾燥技術が疎い当時、どうする事も出来ない自分の無力さに、建築屋としての意義を問い続けました。
あの時の悔しさ・悲しさが今でも忘れられません。
「お客様に迷惑をかけるわけにはいかない」
建築屋としての威信を賭け、乾燥技術を一から必死に勉強し、3年余りの年月をかけ特許技術を取得した乾燥機を完成させました。

私の夢への挑戦、真剣勝負はまだ続きます。
一貫生産体制を整えたい!
日本全国の工務店を集めフランチャイズのような共同仕入れによるコストダウンを図りたい!
同志を求め、建築仲間に夢を語るも、
「田舎大工ができるわけない」
と皆一様に聞く耳を持ってはくれませんでした。
未知なる可能性、それがゼロではない限りどんなに辛い困難や障害にも立ち向かう覚悟はありました。チャレンジする情熱・熱意は誰にも負けません。
気がつけば、21坪しかなかった作業場が、今や一貫生産を可能にした25,000坪の工場へと変わり、全国から募った工務店も、今や400社を超えプロが認めた日本一のFC・VC事業にまで成長しました。
願望は願い望むだけでなく、必ず成し遂げるという強い信念が必要です。


「人生、青いリンゴのままでいなさい」

安藤さんの講演の最後の一言は、「人生を愉しむ」大きなヒントです。

青いリンゴは未熟、そのままでは酸っぱくて食べられたものではありません。
ただ、未熟なリンゴは将来完熟し、赤いリンゴになる未来があります。
しかし、リンゴは完熟し赤くなってしまえばその先は腐りゆくだけ。

「私の人生これでいいや。」
限界を自分で決めてしまえば、そこで成長は止まってしまいます。
それはつまり「赤いリンゴ」。

「青いリンゴのまま」とは、目標を自分でつくり続けるという事。
すなわち、常に挑戦し続ける事を意味します。

失敗しても諦めない不屈の精神。
必ず成し遂げるのだという揺るぎない情熱・熱意。
成し遂げた後、次の目標を定める探求の精神。
挑戦し続ける事を実践するのは、思った以上に遥かに難しい事です。
可能性は誰にでも平等。
何かを目指す可能性は一人一人が心に秘めている未知なるもの。
まずは、揺るぎない夢や願望を見つける事から全ては始まります。


68年人生を歩んできた私も、まだまだ挑戦者の一人です。
辛く厳しかった困難や障害の連続。それも今は笑い飛ばせる語り草として振り返ることができます。
辛い事、苦しい事に対して逃げ出したくなるのは人間の本能ですが、ちょっとした意識の転換で恐れずありのままを受け入れる事ができたのなら、リンゴの花は咲き、青く実りはじめるのではないでしょうか。

私は「人生を愉しむ」達人だと、おこがましいことは言えませんが、ありがたい事に今、私は笑顔の多い人生を送れています。

→ 会長ブログ一覧へ戻る

夢ハウス会長 赤塚幹夫
夢ハウス会長 赤塚幹夫

お客様と一緒にツーリング

家を建て終わった後もお客様と家族同然のお付き合いを続けていきたい。その思いからお客様貸し出し用の大型バイク、ハーレー・ダビッドソンを会社で買うことに。県外からわざわざ乗りにいらしたり、このために免許を取得したお客様もいます。休日はこのハーレーでお客様とツーリングし、親睦を深めるのが楽しみのひとつです。

プロフィール:

1951年新潟県生まれ。(株)夢ハウス会長。大工修行を経て27歳で建築の一貫性を目指して独立。現在夢ハウスをはじめ関連企業6社の代表を務める。

新潟の社長TV

関連する記事:

施工事例 夢ハウス デザインブック
木のひらや
自由設計 郷の家
tsumiki リセット住宅
薪ストーブ
健康志向の子育て世代に向けた新ブランド「tsumiki」シリーズが登場。