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2012-08-25

新潟日報に掲載されました

家を建てるのに必要なものは土地と木材、そして職人の技。今回の対談は、その「職人」にスポットを当てます。ゲストは芝浦工大名誉教授の藤澤好一さん。藤澤さんは地域と関わりの深い資材、人材、技術など、住宅・建築生産に関する研究で知られています。

森田:今日は上越モデルハウス「夢樹の家」に藤澤好一先生をお迎えしました。

藤澤教授藤澤:いい材を贅沢に使っていらっしゃる。大工さんが存分に腕を振るった建物だと思います。

赤塚:ありがとうございます。日本建築には歴史があります。私たちは、伝統にならった工法・技術をしっかりと継承し、現代の暮らしに合った家づくりを心掛けています。それにはやはり大工の技は欠かせません。

藤澤:ところで聖徳太子が大工などの建築職人の守護神として崇められてきたことはご存知ですよね。

赤塚:はい、存じています。

藤澤:聖徳太子が四天王寺や法隆寺を建立したと伝えられていることから工匠の祖として奉り、同業者集団の結束をはかってきたわけです。それが「太子講」といって地域ごとに組織されていて、賃金を決めたり、弟子たちを育てたりしてきたのです。といっても戦後の職業訓練制度になる以前の話ですが。

森田理事長森田:「講」という形で技術を伝承していたのですね。以前は親方が現場での仕事を通して教えていたものですが、今や大工は住宅メーカーの下請け。仕事を教える、教わる余裕がなくなってしまいました。



赤塚会長赤塚:私が大工になった頃は身銭を切って道具を揃え、一生懸命に親方の技術を盗む努力したものですが、今は本格的な木造住宅の減少もあり体で覚えられる場も少ない。しかも諸経費を引くと収入は本当にわずか。若い世代の職人が育ちづらい環境と言えます。


藤澤:職業訓練制度になっても、親方が弟子をとり訓練校に通わせ、大工仕事そのものは現場で教えながら一人前に育ててきたのです。住宅メーカーは育てることはしないで、ただ安く使うだけ。同業者の組織も、育てる仕組みも壊れてしまったのです。大工さんの数も減り、なり手がいないために高齢化が進んでいます。これでは貴重な技術は伝承されません。

赤塚:木の性質を見極め適材適所で使う。柱や梁を見せる。大工の見せ場がある家は残念ながら少なくなりました。職人の存在価値を見直し、高齢化によって現場から離れたとしても、例えばプレカット工場などで手刻みの仕事をしながら、若手に技術を教えられるような後進教育が必要だと思います。

藤澤:大工さんが自慢の腕を振るえるのは、新築よりも修復、再生の分野です。木は部分的に利用・交換できますので、修復や再生の現場では大工さんの経験と技が生かせます。

赤塚:当社の「リセット住宅」は、今ある住宅をいったん骨組みの状態にし、天然無垢材で愛着ある我が家の築年数をゼロにリセットするリフォーム。そこから更に何十年も住まう事ができます。

藤澤:日本には800万戸近くもの空き家があると言われています。住宅を蘇らせ価値を高める。そういった需要に対し、工務店の方々も積極的に取り込んでほしいですね。

森田:ものづくりとは価値を生み出す仕事ですね。職人の皆さんと活気溢れる現場を増やしていけるよう、工務店大学院大学校でも伝統技術の継承を呼び掛けていきたいと思います。
(一部抜粋)

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