2018-02-23
人は何故生まれ、何をする為に生きるのか
人生を生きていく上で、こんな事を考えた事はありませんか？
「人は何故生まれ、何をする為に生きるのか」
今年この２月１０日で６７歳を迎えました。
おかげ様でこの年になっても健康で、仕事に趣味にまだまだ全力を注げるバイタリティは失っておりません。
創業時より今に至るまで変わらぬ私の基幹である思い。
「お客様にとっての最良とは何か？」
こういうものを創ったらお客様は欲しがるのではないか、こんな企画をしたらお客様は喜んでくれるのではないか、このサイクルを繰り返す事40数年。
これが私の「ものづくりに撤した人生の役割」であるとも感じています。
当時の昔話、第一号のお客様から成約をいただく為に二十数回通った事。
一人で施工・製材・コンクリートと3つの会社を遣り繰りした事。
お客様が旅行に行きたいと申し出があればバスを所有し自ら運転手となり、日本全国を走りまわった事。
等々・・・
最近ではパラグライダーで大空を翔け回り、仕事や人生のアイデアを出す目的も兼ねた趣味に没頭している事。
このような話をする度に、あなただけしか出来ない、オンリーワンだと言う意味で、よく言われてしまいます。
「会長だから出来るのでしょう」
褒め言葉と捉えれば有難い事なのですが、複雑な気持である事も確かです。
何故ならば、私自身「難しい人生を歩んできた」という自覚がないのです。
ただ私にとって全てが、「お客様にとっての最良とは何か？」を考え行動してきた必然的な結果でしかないという意識です。
また、同級生や昔からの友人には度々こう言われます。
「赤塚だけは若いな」
何をもって若さというのか疑問に思うところですが、若さを失くすという事は諦めるという事ではないでしょうか。
若さや老いを考える時、私はサミュエル・ウルマンの言葉を思い出します。
人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる。
青春とは、「夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの。青春時代」と、辞書にはあります。
しかし、本来青春とは人生の一定期間をいうのではなく、精神面を指すものだと思うのです。
確かに肉体は年月と共に衰えていきますが、希望や目標を持ち続けられる情熱がある限り、精神はいつまでも若く保ち続けられるものです。
興味のある事に何でもチャレンジするのが私の性分。
如何に興味のあるものを見つけだせるか、如何に興味のある事をものにするか。
これが、いつまでも青春を送る秘訣なのではないでしょうか。
「人は何故生まれ、何をする為に生きるのか」
人は一人では生きていくことが出来ません。
必ず誰かの支えがあって成り立っているものです。
人の一生は誰かから恩を受け続け、そして一生をかけてその恩を返していく為にあるのではないかと思うのです。
例えば私であれば、お客様が住宅を建ててくださるのが恩を受ける事です。
その住宅を建ててくださった有難いお金で、会社経営や生活が成り立ちます。
従業員にも常日頃、給与は会社や社長から貰うのではなく、お客様からいただくものだと教育しています。
これがもし、建てて終わりであればその後、恩を受ける事はないでしょう。
建ててからその恩を返す事が私の考えです。
お客様が皆で旅行に行きたいと申し出があれば、バスを買い自ら運転し、全国各地を走り回り、自然を満喫したいと申し出があれば山を拓き、山荘を建て開放します。バイクやクルーザー、カヌー、音楽会、感謝祭などお客様、そしてお客様同士で楽しみを共有できるものを提供する事で恩返しをしています。
人は生きている限り、数え切れない程の恩を受け続けます。
それは、人生を懸けて返していかなければならないもの。
「受けた恩は返す」それが人の道というものです。
また同時に、人から与えられたように、次代の人に恩を与えていきましょう。
人は常に誰かに支えられ、生かされているのですから。
「人は恩を受ける為に生まれ、恩を返す為に生きる」
これが、私の考える「人の役割」です。
