2016-04-30
ショールームに夢を抱いて
この度の、熊本県をはじめとする九州地方の地震により、震災され被害に遭われている多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早い復興と、一刻でも早く平常な生活に戻られますことを深くお祈り申し上げます。
いよいよグランドオープンを間近に控えた夢ハウスショールーム。
5月10日のその日まで、私自身、大きな期待をこのショールームには抱いています。
お世話になったお客様でもそうでない方も、老若男女どなたでも感動していただける、緑に包まれた癒しの感動空間となっていますが、是非ご家族皆様で遊びにお越しいただければと思います。
お蔭様で、夢ハウスショールームは多くのメディアにも取り上げられ、地元紙新潟日報、日本経済新聞をはじめ、民放テレビ4局にも大きく報じられ、上々の滑り出しとなりました。
このショールームは、3階建てのものづくり、ひとづくりの場。
1階、中2階、2階には数千種類を超える夢ハウスオリジナル商品を一堂に会し、住宅だけでなく生活の全てを賄おうと、家具・寝具から鍋、包丁、衣類や生活用品までを用意し、暮らしの全てをお客様に提供するスペース。
また、2階の1画には、催事として平山郁夫・横山大観など有名画家の絵画や掛軸等の美術品を展示し、小規模ながらも美術館を公開。
先の震災の手助けになればと、ここだけは入館料を頂戴し、その入館料を今回の震災復興の募金に協力したいと考えています。
そして3階には300名を許容できる講堂を用意しました。
セミナー会場として、またイベント教室として多くの著名人や講師を招き、学べる場、楽しめる場を提供できるようなスペースです。
皆様にお披露目できる日を心待ちにすると共に、来場いただいた皆様の期待、それ以上の驚きを提供でるような運営を心掛けてまいりたいと思います。
私にとって今春は、ショールームオープン準備に勤しみ、追われるような日々を過ごさせております。
振り返り、春の陽気を待ちわびていた頃、65歳の今頃はきっと山を駆けずり回り、山菜を採り天ぷらで食す、春の息吹を感じようと山桜を鑑賞しては物思いにふけ自然を満喫しよう、そう企んでいました。
時は過ぎ去り、季節は待たず。
春を満喫する人生と仕事を満喫する人生。その両方を追いかける事はできないと思うのです。
「二兎を追うものは一兎も得ず」
社長業の宿命、そして葛藤。
従業員300名ともなると、その家族を含めれば1000名を超える人間の生活を守らなくてはなりません。
その責任を全うする為にはどうしても仕事を優先させてしまいます。
社長業といえども創業者となるとまた、仕事に対する考え方は異なります。
まず休日をとるという感覚がありません。
私の立場でも、現場や組織そして経営。また5つの会社を束ね円滑な運営の舵取りと心配事は尽きません。一睡も出来ない日々が続くこともあるのです。
それでも、自然を満喫する事や趣味に没頭する事は、これからの仕事の活力としてとても重要なものなのです。
~ うたかたの旅の最中の郷の山 萌え出づる春に我が身を焦がし ~
今の私の小さな夢は、誰も撮影した事のないようなワンショットを撮る事。
冬の名残、残雪残る飯豊山を背景に、パラグライダー上空からの被写体は私、
先日チャレンジしましたが、見事に失敗してしまいました。
残雪消えゆくまで、あと1、2度チャンスがあるでしょうか。
人生はいつまでもチャレンジであり続けたいものです。
人間は思い通りにいかない事や後悔が残る事があると塞ぎがちになります。
しかし、それを克服できる知恵や行動ができるのも人間です。
その根底に夢や目標を携えている者程、立ち直りは早いのではないでしょうか。
いつでも夢を追いかけていられる、そんな人生でいたいものです。