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2012-09-29

人は人により生かされている

現代社会を生き抜いていく上で「人」との関り合いは必然です。
「人」とはお客様、取引先、上司や部下など、その環境の中で誰もが自分以外の他人と向き合い、自身の生き方、生き様を模索し見出します。

「人は人により生かされている」
それは、私が年齢を重ねるごとに日々痛感している事です。
例えば、仕事をこなしていく上での「達成感」「満足感」。そのほとんどはその仕事に携わった「人」による自分への賛辞や協力で成り立っているのではないでしょうか。

何度もこのブログで綴らせていただいた「運(めぐりあわせ)」。
人と人との「運(めぐりあわせ)」によってその人が「運のいい人生」を歩むのか、「運の悪い人生」を歩むのか決まってしまうと言っても大袈裟ではないのです。

以前、千葉工業大学名誉教授小原二郎先生より頂戴した冊子に記されていた言葉を抜粋します。
「私の人生は、能力2割、努力3割、運5割から成り立つと考えて進んできました」
「その運の内容は私を支援して下さった方々の好意が大きな面積を占めています」
人生の大半が運とおっしゃられている中で、私に限ってみれば7割が運と感じる程恵まれた人生を歩んでいます。

振り返ってみますと、私に携わっていただいた人が私の夢を叶えてくれました。
経営者として建築を志した当時、思い描いていた夢や目標を遥かに上回る成長を続けています。
その根本には、私を取り巻く人々への感謝、良い人付き合いをさせていただいている感謝が念頭にあります。
自分一人で生きていると思っている人や、感謝の気持ちがない人には、良いめぐりあわせどころか、唯一の味方さえ去っていくと私は考えるのです。

渓岩禅寺現在建築中のお寺にしても、建てようと思って建てられるものではありません。
これも良いお付き合いをさせていただいた
お客様の縁によるめぐりあわせです。
(※過去のブログ「自分のルーツに思いを馳せる」参照)

また、時に「運」は世代を超えて思いがけない形で因果関係を結びます。
今から30年以上前、私が事業を起こし、まだかけだしの頃の出来事です。
そのお客様は学校の教員で、新しい家を
建て替えたいのだけれども親御さんが反対していました。
今の家はその親御さんが教員だった頃の退職金で建てられたそうです。
「もし、親を説得できたのなら赤塚さん、あなたに新築を頼みます」
早速、私は説得する為に勇んで営業へ向かいました。

「先生、息子さんが新しい住宅を建ててくれるそうです。是非この家を壊させてください」
すると、開口一番「帰れ」と一蹴され追い出されてしまい
「私が命懸けで建てた家を壊せとは何事だ」と最後に付け加えておられました。
その後、2度門前払いを受けますが私は諦めきれず3度目の訪問時
「住宅の話はしませんから、世間話でいいのであがらせて下さい」
「住宅の話をしなければいいです」
と、ようやく家に上がらせていただきました。
「若いのによくめげないな。ところで生まれはどこだ?」
「新発田市の一番はずれ、赤谷の方です」
「赤谷の方か、姓は何だ?」
「赤塚です」
その途端、先生は私の顔をまじまじと見て、
「まさか、教員している赤塚さんのところではないよな?」
赤谷の方では赤塚の名字が私の所だけでした。
「そうです。」と答えると、先生は急に顔色が変わり「赤塚さんの孫だ」と指差し喜んでおられました。

実は、私の祖父も教員をしていて先生と祖父とは同じ中学の校長と教頭という間柄でした。当時の教員は給料が安く、校長といえども満足に食事をとれず、農家から商品にならない芋を分けてもらっていたそうです。その点、祖父は教頭でしたが農業も営んでいましたので比較的裕福だったようです。そんな祖父が校長を見るに見かねて毎年米を贈ったいきさつを語っておられました。
そしてすぐに「わかった。この家は壊す、家を建てなさい」とおっしゃっていただきました。

先代が私に運をつけてくれた出来事です。
もし先代が悪い事をしていれば、私は運のない人生を歩んでいたかもしれません。
人生、必ず何かしらの因果関係があるのだと思います。
よい行いをすれば巡り巡って最後には自分に還ってくるものです。
それは世代が代わってからかもしれません。また、逆に悪い事をすれば同じ様に巡るものだと思うのです。

皆さんも思い返してください。
物事がうまくいった時、そこには運をつけてくれた誰かがいた筈です。
その人物に感謝する心を持ってください。
きっとまた、次の運を誰かが運んでくれる筈です。

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夢ハウス会長 赤塚幹夫
夢ハウス会長 赤塚幹夫

お客様と一緒にツーリング

家を建て終わった後もお客様と家族同然のお付き合いを続けていきたい。その思いからお客様貸し出し用の大型バイク、ハーレー・ダビッドソンを会社で買うことに。県外からわざわざ乗りにいらしたり、このために免許を取得したお客様もいます。休日はこのハーレーでお客様とツーリングし、親睦を深めるのが楽しみのひとつです。

プロフィール:

1951年新潟県生まれ。(株)夢ハウス会長。大工修行を経て27歳で建築の一貫性を目指して独立。現在夢ハウスをはじめ関連企業6社の代表を務める。

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